マイクロカレント治療器とは何?微弱電流で患部の修復や再生効果を望める

今回は「マイクロカレント治療器とはなにか」「患者さまの診察や治療にどう役に立つのか」という点を紹介します。

マイクロカレントは「微弱電流刺激療法」とも呼ばれており、主にスポーツ現場における患部のケアに役立っています。今まで解決に時間がかかっていた症状も、マイクロカレントによって変わるかもしれません。今回は導入を考えているスポーツ医療の関係者のために、マイクロカレント治療器の定義やメリットなど解説します。記事を読めば全体像を確かめられて、自身の現場で役立つヒントがわかるでしょう。

                       直流電流型マイクロカレント治療器:レボックス

1.マイクロカレント治療器とは?

まずはマイクロカレント治療器の、基礎知識について学びましょう。マイクロカレント治療とは、電気刺激療法の一種です。患者さまのケガや痛みに関して、直接的なアプローチができます。その詳細を以下より解説していきましょう。

1-1. 電気刺激治療に使う装置

マイクロカレントとは、電気刺激療法の一種です。我々の体内にある微弱な電流と、同レベルの電気刺激を与えることにより細胞のエネルギーの源となるATPが何倍にも増産されて細胞の活性化、細胞の修復に繋がるとされています。

主にスポーツ医療で、マイクロカレント治療器が活躍しています。ケガの治療だけでなく、運動で激しく体を動かしたあとのケアにも使われるからです。

マイクロカレント治療器は、ケガや痛みに対する解決手段として注目されています。スポーツ医療に携わる人なら、ぜひ注目してみましょう。

1-2. ケガや痛みをケアできる

マイクロカレント治療器には、ケガや痛みのケアを望めます。スポーツ現場では、靭帯損傷や打撲のように競技に支障がおよぶ状態の解決事例が報告されているからです。以上からケガの治療効果を期待する人が多いといえます。

マイクロカレントに電気刺激はありますが微弱なため、大きな痛みのリスクはありません。個人が自宅で使える美顔器や、美容ローラーなどに使われるぐらいのものです。患者さまへの負担は小さいでしょう。以上からスポーツによる体や痛みのケアに、マイクロカレント治療器は効果的とされます。

1-3. 低周波治療器との違い

電気刺激の治療には低周波治療器もあります。マイクロカレントとの違いは、体内への介入方法です。マイクロカレントは微弱電流なため、相手は刺激を感じません。電気刺激を苦手とする人もいるなかで、安心して治療に臨めるでしょう。一方で低周波治療は、ピリピリとした刺激を感じます。1,200Hz以下の電流を使い、筋肉や血液の循環をうながすからです。

マイクロカレントと低周波の違いは、使用する電気刺激の強さにあります。前者は刺激をほとんど感じないため、治療器としても安全性が高いでしょう。

 

                    マイクロカレント&ハイボルテージ複合器:HVMCデルタ

2.マイクロカレント治療器のメリット

マイクロカレント治療器のメリットは、さまざまなものがあります。使う側にとっては、患者さまを早期回復させたり幅広い症状に対応できたりするのです。ここではふたつのメリットを解説していきましょう。

2-1. 早期回復の可能性(細胞の活性化)

マイクロカレント治療器によって、早期回復の可能性があります。ケガや痛みに合理的なアプローチを期待できます。

人体が感知しないほど弱い電気刺激ですが、患部のケアとしては有効とされます。ケガや痛みは体内の組織が傷ついている証拠です。そこにごく弱い電流を与えるだけで、修復を望めます。

人工的な弱い電流によって、患部の改善ができるでしょう。以上からマイクロカレント治療器は、アスリートやプロ選手の味方としてスポーツ現場で活躍しています。

2-2. 幅広い症状に対応できる(細胞の修復)

マイクロカレント治療器は、幅広い症状に対応可能です。打撲や捻挫・肉離れ・骨折など、あらゆる症状の回復をサポートします。

微弱の電気刺激によって、低周波治療器よりも使いやすいでしょう。低周波だと炎症がある場所には、ピリピリした刺激との相性が悪く使えません。しかしマイクロカレント治療器なら、炎症の患部にも負担をかけなくてよいのです。

以上からスポーツ医療の現場では、低周波以上にマイクロカレント治療器が役に立つでしょう。

          超音波コンビネーション治療器(マイクロカレント&ハイボルテージ):イトーEU-910

3. まとめ

マイクロカレント治療器はケガや痛みに効果があるとされており、主にスポーツ医療で活躍しています。詳しいメカニズムは不明なものの、患部のケアする効果を実感する人もいるようです。これから導入すれば、多くの患者さまの役に立てるでしょう。

「ヒラタメディカル株式会社では、マイクロカレント治療器として「イトーIM-2000」「レボックス」などを展開中です。スポーツで生じたケガや痛みだけでなく、慢性的な腰痛などにも対応しています。患者さまの治療に役立てたいとお考えでしたら、ぜひともお気軽にご相談ください。

                             マイクロカレント治療器:イトーIM-2000