体の左右バランスや体調不調までわかる!足底測定器について詳しく紹介

足底測定器は足底にかかる圧力を測る検査機器です。近年、足底にかかる圧力が注目を集めています。足底の中心にバランスよく圧力がかかればよいのですが、体格や姿勢や長年の生活習慣などで、足底にかかる圧力のバランスが取れていない方も多数です。今回は足底圧やその圧力を測定する足底圧測定器について詳しく紹介します。

1.足底圧について紹介

日々の生活の中でほとんどの方は無意識に歩いています。しかし、人類は二足歩行するようになって、両手が自由に使えるようになり、大きく進化したといわれているのです。歩くことは健康上でたいへん重要で、筋力の維持や美しい姿勢の確保や、心肺機能の強化にもつながります。日本ではウォーキング愛好家が多く、4,000万人といわれています。ウォーキング=歩くことは大切なのです。

平均的な日本人は、1日に男性で6,846歩、女性で5,867歩(平成29年分 国民健康・栄養調査結果の概要)歩いています。平均すると1日に約6,000歩、歩いているのです。歩くことは人間本来の機能で、健康的で元気な生活を送るためにも大変重要です。しかし、正しく歩けていない人は多くいます。

1-1.足底圧は数値で理解可能

足底圧(そくていあつ)は、文字の通り足底にかかる圧力のことです。人間が歩くときに、地面や畳や床などに接触しているのは足の裏だけです。その足の裏にかかる圧力が足底圧で、歩くときや立っているときの体のバランスや、歩行パターンにあたる歩容などに影響があります。理想的な足底圧は左右バランス50:50、前後バランス50:50または、40:60で、中心に位置していることです。このバランスが崩れていると、体の動かし方に得意不得意が生じる場合もあります。

1-2.足に異常があればバランスは崩れる

人が歩くときは踵から地面に着いて、次に足底の中央が地面に着き、最後に指先が地面を蹴るようにして歩き続けます。足底のバランスが正常であればよいのですが、扁平足や浮き指や外反母趾では足底圧のバランス異常がみられます。また最近は足底圧が重要視され、デパートの靴売り場など医療機関以外にも、足底圧を測る足底圧測定器が設定されるようになりました。靴売り場でも足底の形や足底圧を測定できるようになりました。

2.足底圧計測機とは

足底圧測定機(フットスキャン)は、足の底、つまり足裏の圧力を計測する機器です。足底にどのような状態で圧力が分散してかかっているのか計測したり、計測した情報を分析したりして、足底にかかる圧力のバランスを見極める装置です。

足底圧測定器は静止時や歩行時に、足底にかかる圧力の状況を、踵から足の各指に至る足底全面を捉え、細分化して各部分にかかる圧力分布を正確に計測します。そのため細かい単位でデータが得られ、足底への圧力のかかり方が詳細に把握できるのです。

2-1.進化する足底圧測定器

足底圧のバランスが重要視されるようになったことで、よりいっそう細やかなデータの必要性から、足底圧測定器が急速に進化しています。また、最近の足底圧測定器はパソコンと専用スキャナーを使うことで、短時間ながら正確な測定が可能になりました。

近年の足底圧測定器は足底から心身の健康状態が、簡単かつ正確に測定分析できるようになっています。進化した足底圧測定器は病院や整骨院だけでなく、靴店や大学の研究室にフットケアサロンまで同住され、幅広い分野で利用されています。

2-2.足底圧測定器で対応できること

足底圧のバランスを画像で解析することで、足底のバランス状態がいっそうよく理解できるようになりました。また、足幅(そくふく)・足長(そくちょう)・足の指の角度なども測定可能で、数値ではっきりと表されます。さらに、足底の画像を原寸サイズで印刷することもできるのです。足底圧のデータが正確かつ、細かくなったことで、中敷き=インソールを使いバランスの修正を行うケースが増えてきました。次章でおすすめのインソ-ルを紹介します。

3.インソールはバランス補正に効果がある

人間は自分がまっすぐ立っていると認識していても、多くの方は左右の足のバランスが均等ではなく、まっすぐに立てていないのです。実際に足底圧測定器で測ってみると、左右のバランスの違いに気が付く方が非常に多いのです。測定してみて後ろに荷重がある方は、バランスを中心に修正すると、前に倒れそうと感じます。

また、前荷重の方は、修正すると後ろに傾いているように感じるのです。せっかくバランスを整えたにもかかわらず、どちらも違和感を覚える傾向があります。このようなわずかな足底のバランスの崩れでも、足首や膝・腰などの下半身や、背中や肩に首などの上半身で、から全体のバランスを取ろうとするのです。その結果、無意識のうちに体を歪ませていることがあるのです。

3-1.インソールでバランスを正す

足底のバランスを中心に修正することでメリットが多く、足底のバランスを中心に持っていくため、インソールを使用することがあります。崩れている足底のバランスを修正するインソールは、使用する各人に合わせたオーダーメイドが効果を発揮します。

3-2.足底圧のバランスを補正するインソール

インソールには消臭用や靴のサイズを調整するタイプなどもありますが、ここでおすすめするのは足底圧のバランスを補正するためのインソールです。足底のバランスをとるためには、足の土踏まずや指の機能が引き出せるインソールが必要です。また、インソールは足や関節のダメージを減らすクッションの機能もあり、硬度や反発性もよく検討しましょう。

4.人気のインソールオーソティクス

オーソティクス(ORTHOTICS)は、足と体の悩みを軽減する、高機能の足装具、インソールです。オーソティクスはアメリカの足の病気専門医療や、スポーツ医療の現場で使われている本格的な足の補正装具です。オーソティクスは足底圧のバランスを整え、本来あるべき足底の最善の状態へ導き、足元から体のバランスを整え、体全体のパフォーマンスが向上するようにサポートしてくれます。

4-1.歩行・走行時のサポート

オーソティクスは足の動きもサポートしてくれます。足が持つ本来の能力を機能的にコントロールし、歩行や走行時でも足底圧バランスが改善され、快適な状態にしてくれるのです。最適な硬度のオーソティクスを敷くことで、足底の局所圧を理想的な割合で分散し、足底全体で体を支えることが可能になります。オーソティクスのおすすめポイントは最適な硬度と柔軟性です。何時間履いても足に程よくフィットします。また、オーソティクスは復元性も優れ、長期間使用可能な耐久性も備えているのです。

5.まとめ

姿勢や歩き方に体調にまでよくない影響を与えることがある、足底圧について紹介しました。足底圧のバランスは足の中心にあることが理想ですが、足底圧測定器で測ってみると、左右や前後に偏っていることが多くみられます。意識して修正するとよいのですが、優れたインソールでバランスを補正することもおすすめです。

「ヒラタメディカルサポート株式会社」は、千葉県市川市にあります。医療機器の販売業・医療機器の賃貸業(レンタル業)・整骨院・接骨院の開業支援などの業務を行う企業として、2011年9月に設立いたしました。足裏測定器の販売やリースも承ります。

平成30年度調べで整骨院・接骨院の開業件数は50,000件を超え、現在も増え続けています。接骨院・整骨院経営は差別化・区別化が課題です。そのようななか、先生方のご不安を少しでも取り除き希望を持って目標に突き進んでいただけるよう、当社は応援・お手伝いをさせて頂きます。接骨院に関するどのようなことでも当社へご相談ください。