痛み緩和の治療効果が期待できると、最近話題になっているのが「ハイボルテージ療法」です。高電圧電流による電流刺激を、皮膚に抵抗を与えないまま体の深部組織まで到達させ、ダイレクトに患部の炎症を抑制して痛みを軽減し、自然治癒力の促進を促す治療法です。体の奥深い患部へ直接のアプローチができるため、とくに、鎮痛効果と即効性が期待できます。今回そのハイボルテージ治療について詳しく紹介します。
1.そもそもハイボルテージ治療とは
ハイボルテージ治療（特殊電圧治療）は、これまでの電気治療では難しかった深部の組織まで刺激を到達させ、血流を増加させることで痛みを緩和させる、新しい治療方法です。施術次第であらゆる痛みに対応できる最新の電圧治療方法です。皮膚刺激が少ない電圧刺激で、体の深部で発症している痛みの部分に焦点を当て、痛みの根源に作用します。ハイボルテージ治療は、効果を感じる方が多く、現在まで実際に治療を受けた方の高評価が見られます。
1-1.対応可能な症状
ハイボルテージ治療として治療可能な症状は、慢性的な痛みがある、肩こり・腰痛・関節痛・坐骨神経痛・腕の痛み・痺れ・腱鞘炎などで、さまざまの慢性的な痛み改善の効果が期待できます。また突然発症する、ぎっくり腰・首の寝違え・緊張型頭痛・その他の突然の強い痛み、などの症状などにも対応可能です。突然の痛みもしっかりと治療しなければ、慢性的な痛みになり、定着することがあります。
2.痛みを定着させる痛みの悪循環
いったん発症するとなかなか取れない慢性的な痛みは、たいへん厄介です。しっかりと治さなければ、痛みが痛みを呼ぶ「痛みの悪循環」に陥り、治療しようにも厳しくなるケースがあります。以下で、痛みのメカニズムについて解説します。
2-1.痛みが定着するメカニズム
人は、体の一部に痛みを感じると、脳にある中枢が反応して、その局所の毛細血管を収縮させます。血管が収縮したことで血液の流れは悪くなります。血液の流れる量が減ると、血液が送る酸素や栄養が不足し、その結果、発痛物質が発生して痛みが増していくのです。
その痛みはさらに血管を収縮させて、筋肉を緊張させ血流が悪くなります。血流が悪くなると、酸素や栄養分が行き届かなくなります。この繰り返しが「痛みの悪循環」と呼ばれ、痛みが慢性化する原因です。慢性的な肩こりや腰痛、膝痛などは「痛みの悪循環」が原因している場合もあります。
3.ハイボルテージ治療の特徴・効果
ハイボルテージ治療は、痛みの原因となる部分にピンポイントで作用します。そのため、強い痛みでも早期に緩和させる効果が期待できます。ハイボルテージ治療は、治療する部位や症状別に、治療に使用する周波数を変化させ対応することが可能です。ぎっくり腰や首の寝違えから慢性的な肩こり、腰痛などのしつこい痛まで、症状に合わせて最適な周波数で施術することで、痛み改善の効果が期待できる治療法です。
3-1.血流の改善治療
ハイボルテージ治療は電圧刺激が体の深部に到達することで、患部の血流が増加するように作用し、痛みを緩和し、損傷部分の治癒促進まで期待できます。
3-2.筋肉を緩ませ柔軟に
ハイボルテージ治療は肩の凝り固まった筋肉や、運動後などに過剰に緊張したままの筋肉を、緩ませる効果も期待できます。
3-3.神経の興奮を抑えて症状を緩和
ハイボルテージ治療は、しつこい痛みの神経痛にも効果が期待できます。末梢の感覚神経がなんらかの原因で刺激を受け、末梢神経の経路に沿って痛みが生じる神経痛にも、ハイボルテージ治療は治療周波数を調整してアプローチできます。末梢神経にも優しく作用して、興奮状態にある末梢神経には興奮を抑え、神経痛を緩和する効果が期待できるのです。
4.自律神経調整も改善
ハイボルテージ治療は体全体の不調の原因になることがある、自律神経の不調を改善する効果も期待できます。自律神経の興奮を抑制させる治療周波数の使用で、交感神経と副交感神経のバランスを整え、自律神経の不調を調整する施術法です。心身共に心地よい電圧刺激を脊椎にある自律神経のセンサーに通電させ、乱れた自律神経の活動を整え、痛みや体の不調を緩和させます。
4-1.改善が期待できる症状
次のような症状の方に、自律神経調整のハイボルテージ治療をおすすめします。身体がだるい・ストレス過剰・疲労が抜けない・体の節々が痛い・慢性的な頭痛・夜寝つきが悪いなど、このような症状に、ハイボルテージ治療は改善効果が期待できるのです。
5.まとめ
ハイボルテージ治療は高電圧を用いることで、体の深部への刺激を可能とし、神経の興奮を抑える働きが期待できます。肩こりからギックリ腰や寝違えなど、幅広い症状に適している施術法です。
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